経営の三要素とは「人、物、金」ですが、最近では「情報」を加えて4要素とも言われます。
では、「経営者にとって一番大切な資源」とはいったい何だと思いますか。
経営者という言葉を「私の人生」と言い換えてみると「私の人生にとって一番大切な資源」となります。
つまり、人が生きていくときに一番大切な資源とは何なのか、私が先日読んだ本には「それは時間」と書かれていました。
この言葉を20歳代に聞かされても、私には感じるところは無かっただろうと思うのですが、60歳を超えた今は『確かに・・・』と納得してしまいます。
時間に対する感じ方は年齢によって異なるのだそうで(※これは「チコちゃん」が教えてくれましたが・・・)一年が過ぎるのを子供は長く感じ、年を重ねると早く感じるのは、多くの人に共通のことだそうです。
さてその本には、経営に携わる人は『とにかく忙しい』のが当たり前、従って「自分でやらなければならないこと」と「他の人に任せられること」を峻別し、自分がやらなければならないことに専念することが、経営にとってすごく大事なことだと書かれていました。
そこまで読んで『果たして今の私は「自分がやらなければならないこと」と「他人に任せられること」を峻別しているのか』と、思考停止してしまいました。
私たち社労士の仕事の多くは、お客様からのアウトソーシングの受託なのですが、それを生業とする社労士なのに最善の効率を図るべく『人に任せる』ことを常に考えているのか、悩ましい限りです。